穏便にいきましょう

日本語と文体が非常に残念

「どうでもいい」と思えてからが人生

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良い大学に行き、良い会社に就職して、良い人と結婚して、幸せな家庭を築く。それが良い人生だと思ってた。”良い”を無くしてもいい。大学に行き、就職し、結婚し、家庭を築く。それが普通の人生だと。

2020年の今、そんな考えは古いという認識が普通かもしれない。それはいい事だと思う。

簡単には言うけど普通の人生を送るハードルは思ってるより高かった。

私の両親は客観的に見ればそんな普通の人生を送ってきた人だ。共働きなので経済水準で言えば普通より少し上と言えるかもしれない。

大学受験で目指していた国公立大学に落ちた私は私立の大学に入った。親に申し訳なかった。

ある必修の課題が私には苦痛で、たかが大学の課題にすぎないのだが思っているように取り組めず大学2年生の頃、不登校になった。情けない。親に申し訳なかった。

長期休み前だったこともあり考える時間はたっぷりあった。正直どう気持ちに整理をつけたかほとんど思い出せないのだけども親と話し合い、とりあえず卒業までは頑張ることにした。

3(4)年生の3月に就活が解禁された。リクルートスーツを着るのが本当に嫌で嫌で仕方なかった私は驚くほどやる気がなかった。家に送られてくる合説の案内チラシもすぐにゴミ箱に捨てていた。とは言ってもフリーランスで生きていけるような才能を持っているわけでもなかった私は、周りと同じように渋々と説明会に足を運んでみたりした。

3社ほど受けて、就活用のメールアドレスを消した。完全に無理だった。

全部どうでもよくなった。親も自分も周りの目ももうどうでもいい。どうにかなるだろ。どうにかならなかったら最悪死ねばいい。

 

年も明けて卒業間近になっても卒業後の進路が決まっていなかった私は、ある時、 出会った。古い友人があなたに合ってるんじゃないかとある求人を見つけてきてくれた。会社のwebサイトを見た私は、絶対にやってみたい…!と心が燃えるような感覚を覚えた。ここからが爆速だった。絶対に入る、入れると思って履歴書を書いて面接して、無事内定がもらえた。私の就活は実質1ヶ月かからずに終わったのだ。

行きたい高校にいけなかった。行きたかった大学にいけなかった。就活は思ってたように進まなかった。でも気付いたら、わくわくするような仕事に就いてた。

世の中には色々な人がいる。私の「どうでもいい」は”就活”という、見る人によっては小さなことかもしれないが人生に大きく関わることには違いなくて、結構大きな責任逃れだった。

本当はどうでもよくないんだ

でも、周りの目や親からのプレッシャーや自己否定に苦しんで身動きが取れなくなっている人がいるなら、一度全部、投げてみてもいいんじゃないかと思う。もう全部どうでもいい、って。

思考がリセットされて、次の自由な一歩を踏み出す助けになる。

根暗ポジティブの幸福人生のすすめ」だ。

まあ、そんな熱い気持ちで就いた仕事も1年ちょっとで辞めて見事にニートになったのはまた別の話。